微小部品の熱評価/瞬間の挙動をとらえる

できなかったことができるシリーズ/小さすぎて熱電対では測れない部品の熱評価を解決

はじめに

家電、スマホ、EV車輛…小型化や軽量化、省エネの観点から、構成部品の高効率、高密度化がすすんでいます。
製品の小型化を支える微小部品開発には、部品・機器の発熱と排熱の熱設計がかかせません。
皆さんの研究・開発の現場で「小さい部品・異物・微細加工時の熱評価をしたいが、熱電対では測れない」といったお困り事はございませんか。

Thermo HAWK(鷹)という名を持つ赤外線サーモグラフィカメラの活用事例をご紹介します。
強みは “小さな獲物も見逃さない” “動く獲物をすばやく捉える””陰に隠れた獲物も見つける“です。
「これができるなら、もしかしたらココに活用できるかも・・・」とお客様が抱える課題のヒントになれば幸いです。

事例紹介

赤外線サーモグラフィカメラに専用の顕微鏡レンズを装着することでμm単位での温度分布表、熱評価ができます。
<電子部品の測定>
小さな獲物も見逃さない [微少物を撮影できる]
5μm顕微鏡レンズ使用:測定視野範囲は3.2mmx2.6mm 対象物とレンズとの距離は2.2cm
15μm顕微鏡レンズ使用:測定視野範囲は9.6mmx7.7mm 対象物とレンズとの距離は19.5cm

対象物とレンズとの距離が長く設計されているので、実験用の空間が広く作業性がよいです。



動く獲物をすばやく捉える [撮影速度が速い]
フルフレームでの動画収録はサンプリングスピード200Hzです。


陰に隠れた獲物も見つける [微少な温度差を検出できる]
通常の計測時は25mK(0.025℃)の温度差を検出します。

その他 使用提案
・電子部品や素子の熱設計
・微細加工時の温度変化の測定
・微少物の異物混入検査

この記事に関する参考資料

カタログ:ハイエンド赤外線サーモグラフィシステムThermo HAWK H9000 _No.430-010-J.PDF

 

 

ENDOちょっとお邪魔します

この記事に関連する製品情報