150℃恒温槽内での連続熱画像データ(完成しました!)

できなかったことができるシリーズ/高電圧印加での発熱評価をリアルタイムで

はじめに

家電、スマホ、EV車輛…小型化や軽量化、省エネの観点から、構成部品の高効率、高密集化がすすんでいます。
部品開発の現場からは、「高温環境下における通電中の発熱評価」を「連続的な熱画像」でみたい、とのご要望があります。
部品の温度分布や変化をサーモグラフィ画像で視覚的に計測できれば、開発設計チーム内で発熱問題を共有しやすく、効率的に性能評価が行えます。

チノーでは、恒温槽内に設置できるコンパクト設計の耐熱形の熱画像計測装置を発売しました。
恒温槽内寸600mmx600mmx600mm以上のサイズにおいて、25℃~150℃雰囲気下で連続熱画像データをリアルタイムで計測します。AEC規格※試験をはじめとした、電子部品の信頼性評価試験を支援します。

※AEC(Automotive Electronics Council):車載電子部品評議会が定める車載用電子部品の信頼性世界基準規格

事例紹介

耐熱形熱画像装置の用途想定
・150℃の 恒温槽内で使用可能
・連続的に熱画像データを取得して温度分布の解析が可能
・電子部品の発熱状態をリアルタイムに可視化、製品改良・性能向上のスピードアップを実現
・品証部門においての不具合部品の環境温度検証における発熱特性をデータ化


装置構成(基本)

 

アルミ電解コンデンサの逆電圧印加試験
アルミ電解コンデンサの表面温度分布をリアルタイムに非接触測定できます。

この記事に関する参考資料

リーフレット:耐熱形 熱画像計測装置 CPA-L25HT.PDF

ENDOちょっとお邪魔します