環境(温度・湿度・その他)モニタリングシステム

毎日の時間の使い方が変わる。人も設備も省エネに

はじめに

食料生産、工業生産では大量の電力エネルギーが消費されます。
皆さんの生産工程や設備でも温度・湿度などに対し、最適化が検討され、「省エネ」への努力が進められているのではないでしょうか。

今回は、離れていても事務所で集中管理ができる監視機能付き無線ロガー「ワイヤレス ウォッチャ」を「現場目視からの解放」「省エネ」「安全管理」の視点からご紹介します。
屋内活用では「省エネ対策」、屋外活用では「安全管理」を手軽に始められます。
「これができるなら、もしかしたらココに活用できるかも・・・」とお客様が抱える課題のヒントになれば幸いです。

事例紹介

「ワイヤレス ウォッチャ」の送信器にはサーミスタ、温湿度センサ、電圧入力だけでなく、市販の熱電対、測温抵抗体を入力できるモデルがあります。
送信器には中継機能(電波到達距離:屋内で100m、屋外で400m)があります。温度・湿度データなどを計測しながら中継し、最大で60台の送信器を接続して広範囲を収録します。大きなシステムでも直感的に構築できるようになっており、レイアウト変更・運用・監視・通知のすべてをスマートにできることが強みです。また、多彩な警報判定と外部出力により、充実した発報を行えます。

① 小規模空間の環境モニタリングシステム

防護服・白衣への着替えが必要なクリーンルーム、入室許可が必要なセキュリティエリアなどの特殊室の環境を一元管理できます。
電波経路をパソコン画面上で簡単に変更できますので、電波が届きにくい場所、レイアウト変更にも柔軟に対応できます。現場へ行く手間を省き時間を節約します。モニタリングにより環境の最適化が図れますので無駄な電力エネルギー消費を避けられます

 

② 暑さ指数WBGT監視システム STOP!熱中症

職場における熱中症対策が推奨され、暑さ指数WBGT値の把握が求められています。
WBGTは気温と同じ摂氏度(℃)で示されますが、その値は気温とは異なります。WBGTは人体と外気との熱のやりとり(熱収支)に着目した指標です。
①湿度、②日射・輻射など周辺の熱環境、③気温の3つをとりいれた指標です。WBGT 21℃未満は「ほぼ安全」ですが、例えば気温 19.5℃であってもWBGT 31℃以上は「危険」の判定になります。
監視方法は、気温・相対湿度・黒球温度を測定し、想定したデータとWBGT基準値との比較で行います。学校/スポーツ施設/作業現場が安全で健康に活動できる環境かを判断できます。

③ その他 ワイヤレス ウォッチャの使用提案
・農業ハウスの温度湿度(照度/紫外線/温度/湿度/CO2濃度など)
・倉庫マッピング(温度分布測定。各送信機を時間同期させ収録タイミングを合わせて計測)
・水温・水質管理(pH/温度)
・電力監視・省エネ対策(ピーク電力に到達する前に警報発報)

この記事に関する参考資料

カタログ:監視機能付き無線ロガーワイヤレスウォッチャ MD8000series _No.CX-119-12 Jun.PDF

 

 

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