超音波光探傷装置_表面検査を4stepで

誰でも・すぐに・簡単に。浅いところの欠陥検知が得意です

はじめに

「超音波探傷」とは、超音波と光を利用した非破壊検査技術です。検査対象物の表面を超音波で振動させ、振動によって生じた表面のわずかな変化をレーザー照明およびカメラで検知します。剥離や亀裂などの異常が存在すると、超音波の不連続(伝搬の乱れ)が検出されます。「超音波探傷」は、従来からある「超音波探傷」で見つけにくい内部(深さ1mm程度)の欠陥を可視化できます。強化や軽量化を目的に異なる材料を組み合わせたマルチマテリアルの研究開発工程において、接合や接着面の異常を容易に検査できます。

キーワード

剥離、亀裂、空洞、電子、自動車、航空機、電機、部品、マルチマテリアル、塗装、溶射、コーティング、表面、検査作業の効率化、整備記録のデジタル化

機能紹介

■特長
・対象物に超音波振動子を取り付け、検査面上にカメラをセットするだけ
・超音波の伝播状況を短時間で表示、動画のため欠陥を識別しやすい
・欠陥のマーキングや簡易寸法計測など、機能が豊富で操作も簡単
・より小さな欠陥も検知できる光学ズームセット(オプション)もラインアップ

■4stepの検査手順
1.超音波振動子の設定
2.カメラの調整
3.検査条件の設定
4.検査実行・検査結果画像の確認

■測定原理
超音波光探傷技術は、検査対象を励振させ表面の変位を光学的に検知し、表面を伝搬する超音波の状況を観測する技術です。
・対象物に連続した超音波振動を負荷
・表面を伝搬する超音波による微小な面外変位をレーザ照明とカメラで光学的に可視化※
・超音波の伝播が乱れる様子を観測することで欠陥を検知。

※超音波振動によるスペックル・シェアリング干渉法とストロボスコープ技術を組合わせた島津製作所独自の光イメージング技術(日本、中国、米国で特許登録済み)


■ここがポイント!
①カメラ視野内の広域を一括検査
②表層付近の検査が得意
③異種材でも音響インピーダンスの違いを気にする必要なし

出典:島津製作所HP

この記事に関する参考資料

カタログ:超音波光探傷装置MIV-X

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