近距離通信向け 無線データロガー4選

高速・大容量通信が得意です

はじめに

データロガーは、温度や湿度、圧力、振動などの物理量を測定し、そのデータを記録する機器です。また、複数のデータを数週間や数ヶ月、数年といった長期間にわたって記録することができるため、環境測定・モニタリングや品質管理、製品の試験などあらゆる場所で活用されています。中でも、無線で通信を行う“無線データロガー”は、時短・省力化や異常の早期発見など、さまざまなメリットがあります。
今回は、高周波数(2.4GHz、5GHz)の特長と、近距離通信向けの無線データロガーを4機種ご紹介します。お客様が抱える課題解決のヒントになれば幸いです。

高周波数(5GHz / 2.4GHz)の特長

1. 高速・大容量
 周波数が高いと、1秒間当たりの波の数が多く、データをたくさん送ることができるため高速・大容量の通信が可能です。
2. 近距離通信向け
 2.4GHz、5GHzの周波数帯を使用する無線方式であるBluetooth®は1~10m、Wi-Fiは10~100m程度の近距離間での通信を得意としています。
3. 障害物に弱い
 電波は、周波数が高いほど直進しやすいという性質を持ちます。そのため、障害物を回り込みにくく、壁や扉などで電波が遮られてしまうと接続が不安定になってしまいます。

他にも、2.4GHzは電子レンジやBluetooth®、Wi-Fi機器など対応機器が多いため、電波干渉を受けやすいといった特長があります。

近距離通信向け 無線データロガー おすすめ4選!

さまざまなデータロガーを取り扱うENDOおすすめ!近距離通信向け 無線データロガー4選をご紹介します。
(製品型式の五十音順でご紹介しています。)

アドバンテスト 無線データロガー AirLogger

小さなボディのフレキシブルなデータロガーで配線の煩わしさを解消!

■ メーカーイチ推しポイント
手のひらサイズの小型軽量な無線データロガー。
<特徴>

  1.  温度(熱電対)、電圧、ひずみが同時に計測できます。
  2.  -40~100℃の厳しい温度環境下で使用可能です。
  3. モーター、タイヤ、ロボットなど動体や回転体に直接取り付けて簡単に計測できます。
  4. 最大700ch(温度)の同時計測が可能です。
  5. オペレーションが簡単。すぐに使えます。

■ お客様の声

  • タイヤの温度計測はスリップリングを使用していたが準備工数やコストが膨大だった。AirLoggerを採用したことで、設置工数1/5、導入コスト1/3でやりたいことが実現できた。
  • -30℃~80℃の環境下に対応可能なデータロガーはなく、今まではセンサーケーブルの敷設を工夫する等苦労が多かった。特に複数のセンサーケーブルの配線を長く延ばしたり束ねたり敷設することが大変だった。AirLoggerは-40~100℃の環境で使用でき、且つセンサーケーブルも短いので敷設が簡単。重宝している。

日置電機 ワイヤレスミニロガー  LR8000シリーズ

用途によって選べる5機種。全機種2ch、長期間記録ができる大容量メモリ搭載。

■ メーカーイチ推しポイント
Bluetooth®無線技術を搭載し、離れた場所からロガー内に記録したデータを、手元のタブレットやPCに回収できます。データの回収は測定後はもちろんのこと測定中でも可能です。測定中どのタイミングで回収してもデータは分割されないため、好きなタイミングで測定中のデータを確認することができます。

■ お客様の声
無線のおかげでクリーンルーム内の温湿度データも部屋の外で確認することができとても便利です。また高い場所や、可動する機器など配線が困難なところでも安全な場所でデータを確認することができるので、データ収集の工数が削減でき助かっております。

テストー クラウドモニタリングロガー testo Saveris 2

Wi-Fi接続で測定値を自動でクラウドへ 温度・湿度測定業務の効率化を実現

■ メーカーイチ推しポイント
外出先からでもWebブラウザで測定値が確認できます。

■ お客様の声

  • データ収集のための巡回・転記に一定の時間がかかる上、データの見間違い・記録間違い・測定忘れが発生していましたが、導入後は測定業務の自動化ができ、ミスもなくなりました。
  • 導入前はデジタル化にかかる工事費や運用コスト面が心配でしたが、既設Wi-Fiを利用し、無料のベーシックライセンス契約にしたため、機材の購入だけで済みました。

小野測器 無線計測システム WC / WT / WVシリーズ

場所を選ばないコンパクトサイズ 温度と電圧を同時に、ワイヤレス計測

■ メーカーイチ推しポイント
計測モジュールの小型化にこだわりました!業界最小クラスのコンパクトサイズで、狭い場所や、入り組んでいるようなアクセスしにくい場所にも取り付けできます。最大200チャンネルまで同時に計測可能で、モジュールを識別する機能も搭載されています。専用ソフトウェアもシンプルで分かりやすく、誰でもすぐに簡単にお使いいただけます。

■ お客様の声
これまで有線で温度を計測していましたが、狭空間で可動部があり、稼働時はカバーをする装置の内部温度を計測していたため、配線準備が大変なうえ、測定中に断線してしまうこともありました。この製品はとても小さいので、狭空間でも設置することができました。ソフトウェアも非常に見やすく、操作に迷うことはありません。


〇 ENDO取り扱いデータロガー 一覧は こちら をご覧ください。

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