ENDOちょっとお邪魔します

4月1日 新たな化学物質規制が導入されました

リスクアセスメント結果に基づくばく露低減措置が求められます

国内で輸入、製造、使用されている化学物質は数万種類にのぼり、その中には、危険性や有害物質が不明な物質も多く含まれます。化学物質を原因とする労働災害は(がん等の遅発性疾病を除く)、年間450件程度で推移しており、がん等の遅発性疾病も後を絶ちません。

これらを踏まえ、2023年4月1日より「労働安全衛生法の新たな化学物質規制」が導入されました。これまで以上に事業者の主体的な取り組みが求められます。

改正の主なポイント
■ ラベル・SDSの伝達や、リスクアセスメントの実施義務対象物質が大幅に増加
 → 674物質から約2900物質に順次追加されます
■ リスクアセスメント結果を踏まえ、労働者がばく露される濃度を基準値以下とすることが義務に
 → 事業者はばく露低減にむけて「代替物質の使用」「局所排気装置の設置」「作業方法の改善」「有効な呼吸用保護具の使用」など適切な手段を選択し実施します
■ 化学物質を製造・取り扱う労働者に、適切な保護具を使用させる
 → 物質の有害性に応じて適切な「保護眼鏡」「保護手袋」「保護衣」等の保護具の使用が求められます
■ 自律的な管理に向けた実施体制の確立
 → 化学物質管理者を選任しリスクアセスメント結果等の記録作成・保存等が義務付けられます

詳しくは添付資料を参照ください


出典 : 厚生労働省 HP

参考 : 職場における化学物質対策について (厚生労働省)
参考 : 労働安全衛生法の新たな化学物質規制_パンフレット (厚生労働省)
参考 : 新たな化学物質規制が導入されます_パンフレット (厚生労働省)