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X線検査装置の分野別選定ポイント-医薬品・生体分野編

医薬品・生体分野・・・生体や錠剤に適している装置

X線を使えば、非破壊でほぼリアルタイムに内部の状況を解析・検査することが可能です。確実な品質管理に、X線検査は欠かせません。検査対象物に最適な機種の情報をみていただくため、分野別に選定のポイントをまとめました。


[検査のポイント]
生体や錠剤は密度が低いため、高エネルギーの硬X線は全て透過してしまい、濃淡情報を得られません。一方、低エネルギーの軟X線であれば低密度でもX線の吸収が起こり、わずかな密度差を濃淡情報として得ることができます。したがって、生体や錠剤には多くの軟X線を出力可能な装置が適しています。

[検査項目]
実験動物の検査(マウス等)、錠剤の欠け・ひび割れ等、人口骨の欠陥検査


<マイクロフォーカスX線CTシステムinspeXio SMX-100CT Plus>
高感度なイメージインテンシファイアを搭載し、軟素材を高拡大で3次元観察できます。

<マイクロフォーカスX線CTシステムinspeXio SMX-225CT FPD HR Plus>
ワーク搭載サイズが大きく,大型ワークの観察が可能です。

※ このページに掲載しました装置は産業用です。医療用の診断・治療には使用できませんので、ご注意ください。医療用のX線機器に関しては島津製作所医用機器製品のWebサイトをご覧ください。

出典:島津製作所HP

■この記事に関する参考資料
カタログ:NDI総合カタログ島津マイクロフォーカスX線装置

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