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X線検査装置の分野別選定ポイント-樹脂編

樹脂製品・・・樹脂部品に適した多くの軟X線を出力可能な装置

X線を使えば、非破壊でほぼリアルタイムに内部の状況を解析・検査することが可能です。確実な品質管理に、X線検査は欠かせません。検査対象物に最適な機種の情報をみていただくため、分野別に選定のポイントをまとめました。


[検査のポイント]
樹脂部品は密度が低いため、高エネルギーの硬X線は全て通過してしまい、濃淡情報を得られません。一方、低エネルギーの軟X線であれば低密度でもX線の吸収が起こり、わずかな密度差を濃淡情報として得ることができます。樹脂部品には多くの軟X線を出力可能な装置が適しています。

[検査項目]
気泡の検査、ひび割れ等の欠陥検査、接合状態の検査


<マイクロフォーカスX線CTシステムinspeXio SMX-100CT Plus>
高感度なイメージインテンシファイアを搭載し、軟素材を高拡大で3次元観察できます。

<マイクロフォーカスX線検査装置Xslicer SMX-1010/1020>
クリアな画像と簡潔な操作で,検査効率が向上。独自のHDR機能により、異物や欠陥を鮮明に観察できます。

出典:島津製作所HP

■この記事に関する参考資料
カタログ:NDI総合カタログ島津マイクロフォーカスX線装置

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