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フーリエ変換赤外分光光度計 プラスチック分析システム
Plastic Analyzer

島津製作所

紫外線 / 加熱劣化プラスチックライブラリを用いることで、標準品のライブラリでは困難な、環境中での紫外線暴露により劣化したプラスチックや熱変化した異物・不良品などの未知試料分析に効果を発揮します。

特長

● プラスチック分析に求められるものとは?
プラスチックを分析する場合、その材質を定性するためにライブラリを用います。しかしながら熱や紫外線によって変性(劣化)したプラスチックの赤外スペクトルは、標準品のスペクトル形状とは異なり、定性を困難にするケースがあります。
Plastic Analyzerでは、搭載した劣化ライブラリにより、劣化状態を反映した精度の高い定性を可能にします。

● Plastic Analyzerメソッドパッケージ

    • 紫外線劣化プラスチックライブラリ
      岩崎電気株式会社製超促進耐候性試験機を使用し、約10年間分の紫外線劣化させたプラスチックの赤外スペクトルを収録したライブラリです。14種類のプラスチックについて、異なった紫外線照射時間で劣化させた300種類以上の赤外スペクトルを含んでおります。
    • 加熱劣化プラスチックライブラリ
      静岡県工業技術研究所浜松工業技術支援センターで測定、取得した加熱劣化プラスチックの赤外スペクトルを収録したライブラリです。13種類のプラスチックについて、200~ 400℃で加熱劣化させた100種類以上の赤外スペクトルを含んでおります。
    • IR Pilot 専用分析プログラム / パラメータ
      スペクトル測定およびレポート作成を簡単に行うIRSpirit専用プログラム IR Pilotとプラスチック測定用パラメータが同梱されており、目的試料の測定、解析、印刷までを簡単に行うことができます。FTIRの分析に不慣れな方もすぐに分析を始めることが可能です。

主な仕様

項目 仕様
試料サイズ <約0.3 mm以上のプラスチック>
プラスチックのサイズ・個数を計測する機能はございません。
0.3 mm以下のプラスチックを分析される場合には、赤外顕微鏡が有効です。
検索方法 <専用ライブラリによる一致度検索>
劣化度を判定する機能はございません。
本ライブラリでは、異なった紫外線照射時間および加熱時間・加熱温度の赤外スペクトルを収録しておりますが、分析された試料を測定し、ライブラリ検索でヒットしたデータに記載されている照射・加熱条件はあくまで参考値です。
試料が同じ条件下に置かれていたことを示すものではございませんので、ご注意ください。

メーカー製品URL:
https://www.an.shimadzu.co.jp/products/molecular-spectroscopy/ftir/ftir-spectroscopy-system/plastic_analyzer/index.html

情報提供元: 株式会社島津製作所

・本ページに記載されている内容は抜粋情報となっております。詳細はメーカーHP、製品カタログ等をご参照ください。
 また、製品・仕様は予告なく変更、製造中止となることがあります。
・当社営業エリア内の対応とさせていただきます。またエリア内であっても対応できない場合がございます。