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柴田科学 マスクフィットテスト ”1年以内ごとに1回実施” 義務化
2023.10.11
製品情報・資料
柴田科学 / SIBATA
マスクフィットテスト とは?
マスクが顔に隙間なく密着しているかどうかを確認する試験のことを指します。フィルター性能が高くても、マスクが顔にフィットしていなければ本来の性能が発揮されないためフィットテストにてマスクと顔の密着具合を確認します。
また、試験はJIS T8150:2021による方法でマスクの密着性を確認しながら、被験者に複数の指定動作を行わせ、マスクの密着性を総合的に確認します。
改正の概要
- 溶接作業
金属アーク溶接等作業中に発生する「溶接ヒューム」について、労働者に神経障害等の健康障害を及ぼす恐れがあることが明らかになったことから、「継続」して行う「屋内作業場」の労働者は、呼吸用保護具を適切に装着できていることを確認するフィットテストを1年以内に1回実施することが義務化されました。
(令和5年4月1日より)
- 第三管理区分作業場
作業環境測定結果が第三管理区分となった場所の規制が強化され、個人サンプリング法の実施やマスク着用の義務化に併せて、マスクフィットテストも義務化となります。
(令和6年4月1日より)
第三管理区分とは・・・作業環境測定の結果、管理濃度を超えている状態のこと
〇 新たな規制(第三管理区分を改善できなかった場合)
呼吸用保護具によるばく露防止対策の徹底
- 作業環境測定の結果に応じて有効な呼吸保護具を使用させること
→ 要求防護計数を上回る指定防護係数を有するものでなければならない - 呼吸用保護具が適切に装着されていることをフィットテストで確認すること
→ JIS T8150に定める方法により呼吸用保護具の種類に応じた要求フィットファクタを上回っていることを確認する
フィットテストの評価方法や評価基準は?
フィットテストの評価には「フィットファクタ(FF)」という数値が用いられます。
フィットファクタは”マスク外側の粉じん”と”マスク内側の粉じん”の比率により求まり、フィットファクタが大きいほど、マスクがきちんと顔に密着しており、マスク内への粉じんの漏れ込みが少ないことを表しています。
定量的フィットテストの実施方法
専用の測定機器を用いて面体内外の粒子を計測し密着性を確認します。
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参考資料 >柴田科学 マスクフィットテスト チラシ