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音響式体積計
VM-240A

リオン

測定対象物の形状に関わらず、空気中で高精度な数値を測定

特長

● 従来は、物体を水中に沈めてその浮力を測るというアルキメデスの原理(水中重量法)を利用して、体積・ 密度の測定が行われてきましたが、音響体積計を用いれば、乾燥状態のままで物体の体積・ 密度を測定できます。
● 測定対象物の形状に関わりなく、複雑な形をした物体の体積が短時間(約2秒)で、高精度に測定できます。

主な仕様

測定方法
体積が既知の校正用標準体積器の体積測定結果との比較により、被測定物の未知の体積を算出します。
まず、標準体積器の体積を測定し、その測定結果より、被測定物の測定に必要なパラメータを得ます。この構成作業を一度行えば、以降の比測定物の体積測定を何度でも行えます。現在は、測定精度を向上させるために、2または3種類の校正用標準体積器を使用しており、たとえば、100cm³程度の被測定物の体積測定において±0.1cm³の測定精度を実現しています。

測定原理
図のように基準槽に取りつけられたスピーカを正弦波信号で駆動すると、基準槽の容積V1と、アダプタ内の空気および測定槽と被測定物のすき間を合わせた容積V2 には、絶対値が等しく符号が反対の微小容積変化⊿Vが与えられ、内部に圧力変動(音)が生じます。その振幅は、それぞれの容積に反比例します。これらの圧力変動は、エレクトレットコンデンサマイクロホンによって検出され、それらの比から容積V₂が算出されます。被測定物の体積Vは、アダプタ内の空気の容積および測定槽の空容積を合わせた容積V₀からV₂を減じることで算出できます。

〈 音響式体積計の断面図 〉

  • 校正は、標準体積器2つまたは3つで行います。
  • 測定槽に被測定物を入れて測定します。
  • 密度測定の場合は、予め、被測定物の質量を測定しておきます。

メーカー製品URL:
https://svmeas.rion.co.jp/products/10000%ef%bc%9a10017/VM240A09

情報提供元: リオン株式会社

・本ページに記載されている内容は抜粋情報となっております。詳細はメーカーHP、製品カタログ等をご参照ください。
 また、製品・仕様は予告なく変更、製造中止となることがあります。
・当社営業エリア内の対応とさせていただきます。またエリア内であっても対応できない場合がございます。