取扱製品 Product
多チャンネル分析処理器 SA-02シリーズ
多チャンネル分析処理器SA-02シリーズはFFT分析機能と 1/1、1/3、1/12 オクターブ分析機能を合わせ持つ周波数分析器です。
メーカー
:リオン/RION
特長
<特長>
- 最大32ch接続可能(SA-02M 2台接続)
- 多チャンネルで高周波の分析が可能
- センサ直結(TEDS対応)
- 様々な分析ソフトウエアをご用意
- 分析ソフトウエアのカスタマイズにも対応
- 操作が簡単
<標準で可能な分析・機能>
- 時間波形:サンプル数分(FFT分析点数)の時間波形が表示されます。時間波形収録を行った際は、収録した全時間波形を表示することができ、収録された波形から各種2次演算を行うことも可能です。
- FFT分析:信号に含まれている周波数スペクトル分析を行います。音声の分析や自動車・家電製品の品質評価、異音検出など音響・振動の信号分析に幅広く使用されます。
- 時間波形収録:時間波形をコンピュータのメモリに保存する機能で、収録可能な時間はコンピュータのメモリと入力チャンネル数、周波数レンジから決まります。
- パワースペクトルマップ・オクターブマップ:パワースペクトルやオクターブバンド分析結果を用いて、横軸に時間、縦軸に周波数、色の違いでレベルの大きさを表示します。
- 自己相関関数:自信号内部での同期性・類似性を測定する際に使用します。ランダムノイズに埋もれた周期的信号を見い出すのに有効です。
- 相互相関関数:2種類の信号間の類似性を求めることにより、2つの信号間の時間遅れの測定、伝達経路の決定などに使用します。信号間の依存関係の検出に有効です。
- 伝達関数:入力信号と出力信号の周波数領域での比を示しており、振幅と位相として表示します。
- コヒーレンス関数:2つの信号の類似性について周波数領域で求めるもので、0から1の間の数値で表示します。各周波数においてコヒーレンスの値が0に近い場合は2つの信号の関連性が薄いことを示しており、値が1に近い場合は2つの信号が類似していることを示します。伝達関数の評価として使用し、S/Nの測定、音源寄与率などの分野に有効です。
- 振幅確率密度関数:変動する信号がある振幅内に存在する確率を求めることにより、信号の統計的な性格を分析する場合に使用します。
- オクターブバンド分析:周波数の比が1:2となる関係をオクターブといい、バンドパスフィルタの上限周波数が下限周波数の2倍であるフィルターをオクターブバンドパスフィルタと呼びます。騒音レベルや振動レベルの評価・対策を目的とした分析には、人間の感覚に対応させやすいオクターブバンド(オクターブ、1/3オクターブ、1/12オクターブ)分析を使うのが一般的です。
- リコール演算:オクターブバンド分析結果から、2次演算処理を行います。
- 重ね書き表示:複数のFFT分析結果を重ねて表示することができます。対策前・対策後やOK・NGデータの比較に効果的です。
*オプションとして、専門分析ソフトウエアを多数ご用意。騒音・振動の解析に於いて、お客様の様々なご要求にお応えできます。
仕様
名称 型式 | 多チャンネル分析処理器 SA-02シリーズ | |||||
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適合規格 | オクターブバンド、1/3オクターブバンド及び1/12オクターブバンドフィルタ:JIS C 1514 クラス1(IEC 61260:1995)、WEEE指令、RoHS指令、中国版RoHS指令(中国輸出品のみ) | |||||
入力部 | チャンネル数 | SA-02A4 | 4チャンネル | |||
SA-02M | 4チャンネル(標準) 8チャンネル(BA-02E4を1ユニット増設時) 12チャンネル(BA-02E4を2ユニット増設時) 16チャンネル(BA-02E4を3ユニット増設時) 最大32チャンネル(SA-02M 16チャンネル×2台) |
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端子 | コネクタ | BNC×チャンネル数 | ||||
最大入力電圧 | ±20 V | |||||
入力インピーダンス | 100 kΩ | |||||
CCLD | 4 mA、24V(チャンネルごとにON/OFF可能) | |||||
入力結合 | AC/DC(チャンネルごとに選択可能)、 0.05 Hz(-3.0 dB、6.0 dB/oct、ACカップル用) |
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TEDS | TEDSセンサに対応 | |||||
レンジ(チャンネルごと) | -40 dB~+20 dB 10 dBステップ(1 Vrmsを0 dBとする) | |||||
増幅部 | 周波数範囲 | DC~40 kHz | ||||
アナログフィルタ (チャンネル ごと) |
周波数補正 フィルタ (チャンネル ごと) |
HPF | OFF/20 Hz(-1.0 dB、18 dB/oct) | |||
LPF | OFF/1 kHz(-1.0 dB、18 dB/oct) / 20 kHz(-1.0 dB、18 dB/oct) |
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周波数重み付け特性 | FLAT/A/C(A、CはHPF、LPFが両方ともOFFの場合のみ設定可) (A、C特性は JIS C 1509-1 クラス1 相当) |
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自己ノイズ | -85 dB以下(0 dBレンジのAPレベル) -105 dB以下(-40 dBレンジのAPレベル、Vrms=1 Vを0 dB) |
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クロストーク | -105dB以下(1/3オクターブ、0 dBレンジ、1 kHzバンド) | |||||
過負荷レベル | レンジフルスケール +2 dB | |||||
A/D変換部 | A/D変換器 | 全チャンネル同時サンプリング、24 bit Σ-Δ型 | ||||
サンプリング周波数 | 102.4 kHz | |||||
FFT 分析部 |
分析周波数 | 100 Hz / 200 Hz / 500 Hz / 1 kHz / 2 kHz / 5 kHz / 10 kHz / 20 kHz / 40 kHz |
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分析点数 | 64 / 128 / 256 / 512 / 1024 / 2048 / 4096 / 8192 / 16384 / 32768 |
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オーバーラップ率 | 0% / 50% / 75% / 87.5% / 93.75% | |||||
時間窓関数 | レクタンギュラ / ハニング / フラットトップ / 指数 / フォース・指数 | |||||
演算機能 | リニア平均 | 平均化回数を2 ~ 10000回の範囲で設定可能 | ||||
指数平均 | 平均化定数を1/2 ~ 1/512の範囲で設定可能 | |||||
最大値ホールド | 1フレーム分析するごとに監視し、周波数ごとに最大値を保持 最大値検出回数を2 ~ 10000回の範囲で設定可能 |
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関数機能 | 周波数領域 | スペクトル、クロススペクトル、伝達関数、コヒーレンス | ||||
時間領域 | 自己相関、相互相関、振幅確率密度、振幅確率分布 | |||||
オクターブ バンド分析 |
分析バンド範囲 | |||||
使用チャンネル数 | 1~4ch | 5~8ch | 9~16ch | |||
分析モード | 1/1 | 0.5 kHz~16 kHz | ||||
1/3 | 0.4 kHz~20 kHz | |||||
1/12 | 0.36Hz~22kHz* | 0.36Hz~11kHz* | 0.36Hz~5.5kHz* | |||
*1ユニット当たりの使用チャンネル数による | ||||||
時間重み付け特性 (チャンネルごと) |
1 ms / 10 ms / 35 ms / 125 ms(F) / 630 ms(VL) / 1s(S) / 10s | |||||
演算機能 | ||||||
リニア平均 | 演算時間 1~3600s、フィルタ出力波形から直接算出 | |||||
最大値ホールド | 瞬時値を毎サンプル監視し保持 | |||||
タイプ | バンド | 周波数バンドごとに最大値を監視し保持 | ||||
オールパス | オールパスの最大値を監視しその時の各周波数バンド値を保持 | |||||
メモリ機能 | ||||||
ストア対象 | 瞬時値 / リニア平均値 / 最大値のいずれか +回転パルス(対応ソフトウエアのみ) |
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ストア周期 | 瞬時値 1 ms ~ 1000ms(1 msステップ) | |||||
分析モード | 1/1 | 1/3 | 1/12 | |||
ストア最大個数 | 36000 | 36000 | 18000 | |||
表示部 | 画面分割数 | 2 / 4 / 8 / 12 / 16 | ||||
FFT分析 | FFTにて計算された各関数を表示(FFT分析部の関数機能に依存) | |||||
オクターブバンド分析 | オクターブバンド、1/3 オクターブバンド、1/12オクターブバンド分析結果及び演算結果を表示 | |||||
記録部 | ファイル入出力 | 試験条件ファイル | 設定状態をファイルに書き込み・読み込み | |||
データファイル | 分析データをCSV形式で書き込み・読み込み | |||||
JPEGファイル | グラフをJPEG形式で保存 | |||||
コピー機能 | 指定されたグラフのみをクリップボードにコピー ウインドウ全体をクリップボードにコピー |
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入出力部 | AC出力部 | コネクタ | φ2.5モノラルミニジャック×チャンネル数 | |||
インピーダンス | 600Ω | |||||
出力電圧 | 1 Vrms(入力レンジフルスケール時) | |||||
出力信号 | アナログフィルタ通過後の信号 | |||||
トリガ入力部 | コネクタ | φ2.5モノラルミニジャック×1 | ||||
信号 | オープンコレクタ対応 5V入力、TTLレベルスレッショルド | |||||
回転パスル 入力端子 |
コネクタ | BNC×1 | ||||
信号 | 回転パルス、0 ~ 10 V | |||||
インピーダンス | 100 kΩ | |||||
H-Lスレッショルド | 1~4 V、0.1 Vステップ可変 | |||||
パルス計測方法 | 周期測定、サンプリング 12.5 MHz | |||||
可測範囲 | 30 ~ 600000パルス/分 | |||||
データ保存周期 | 時間波形転送時:A/D変換器のサンプリング周波数 オクターブ時:100msecごと |
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LANコネクタ端子 | RJ-45×1、100 Base – TX | |||||
筐体間同期用端子 | RJ-45×1、ケーブル長 50 cm(SA-02Mのみ) | |||||
その他 | 校正および工学単位 | 接続されたセンサの感度に合わせ、分析結果の読み値を校正、または適正単位を設定 | ||||
校正:校正値、または校正信号による | ||||||
印刷 | 指定されたグラフのみを印刷、ウインドウ全体を印刷 | |||||
電源部 | 供給方法 | ACアダプタ NC-99(付属) | ||||
電圧範囲 | DC9V ~ 15V | |||||
消費電力 (オプションユニット未接続 NC-99使用時 ) |
SA-02A4:約30VA | |||||
SA-02M(4チャンネル搭載時):約30VA SA-02M(8チャンネル搭載時):約40VA SA-02M(12チャンネル搭載時):約50VA SA-02M(16チャンネル搭載時):約60VA |
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使用温湿度範囲 | 0 ~ 40 ℃、90 %RH 以下(結露の無いこと) | |||||
付属品 | SA-02インストールCD×1、ACアダプタ×1、USBプロテクトキー×1、 LANケーブル(クロス、コンピュータ接続用(STPケーブル推奨))×1 |
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大きさ | SA-02A4 | 58(H)×260(W)×210(D)mm(突起部、ゴム足を除く) | ||||
SA-02M | 151(H)×290(W)×249(D)mm(突起部、ゴム足を除く) | |||||
重さ | SA-02A4 | 2.5kg | ||||
SA-02M | 4チャンネル搭載時:約5.4kg 8チャンネル搭載時:約5.9kg 12チャンネル搭載時:約6.3kg 16チャンネル搭載時:約6.8kg |
注釈
■ ご注意 ■
このページに記載されている製品・仕様は改良等のため予告無く変更、あるいは製品製造を中止する事があります。ご購入に際しましては販売価格も含め改めて最新情報を弊社営業よりご確認下さい。
価格(価格帯)
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製品登録年月
2020-10
産業種別
- 環境測定
- 鉱業・採石
- 土木
- 建築
- 木材・木工
- 紙・パルプ
- 化学製品
- 石油製品
- プラ製品
- ゴム製品
- 金属製品
- 機械
- 電気機械
- 電気製品
- 自動車
- 鉄道・貨物
- 測定・計測
測定項目または機能
- オクターブ分析
- 振動
- 騒音
- FFT分析
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