取扱製品 Product
データステーションDS-3000 シリーズ ESUFEEL
リアルタイム音響振動解析システム(PCベースFFTアナライザ)
DS-3000シリーズ データステーションは、PCベースの高性能・高機能FFTアナライザです。今までに培われた高速な演算処理能力、高い信頼性、使い勝手の良い操作性を継承しつつ、さらに演算処理速度の高速化を進め、リアルタイム解析能力を従来機種(DS-2000シリーズ)の2倍以上に高めました。 新たにインタフェースに USB3.0 を搭載。市販の USB3.0 ケーブルで接続可能になりました。
また、可聴周波数レンジ(20 kHz)での同時収録チャンネル数を最大 32チャンネルに拡大し、ダイナミックレンジを 110 dB にまで向上させています(40 kHzユニットのみ) 音響・振動計測を得意とする 40 kHzユニットと超音波領域の計測や周波数特性の計測を得意とする 100 kHzユニットの2種類をラインナップしました。
これにより、これまで計測の難しかった微細な信号を多チャンネル同時に、広帯域な周波数レンジで計測することができます。 更なる高性能・高機能を手に入れ、更に進化した DS-3000 新型データステーション(FFTアナライザ)は、多彩な音響・振動解析ソフトウェアとの組合せにより、現場計測でのソリューションプラットフォームとして効率化に大きく貢献します。
メーカー
:小野測器/ONOSOKKI
特長
- 高速リアルタイム演算/多チャンネル収録、USB3.0を採用
20 kHzレンジ(人間の可聴周波数)にて64chまでデータの収録が可能。USBケーブルを利用可能でUSB3.0及び2.0に対応、フロントパネルにて接続先を自動判別。 - 計測現場にこだわったソフトウエア設計思想
測定終了後PC画面で直ぐに計測波形の確認が出来ます。計測画面を見ながら計測条件を変更することもでき、必要な設定項目だけをカズタマイズ登録も可能です。 - 複数筐体を接続する機能 「FRAME LINK2」
複数の筐体を専用ケーブル、ボックスで接続し、一時的に多チャンネル計測システムを構築することが出来ます。 FRAME LINK2は、4筐体最大128chの計測が可能となります。 - 2台のハードウェアを接続する「FRAME LINK」
2台のハードウェアを専用ケーブルで接続することで、一時的に多チャンネル計測システムを簡単に構築することができます。DS-3200同士はもちろんの事、DS-3200とDS-3100(旧機種)との接続も可能。 - 解析同時レコーディング機能
リアルタイム解析をしながら、同時にバックアップデータを自動で収録、そのデータを使用し後で解析のやり直しが出来ます。
<ソフトウエア特長>
- 使いやすい《カスタムウィンドウ》
ユーザーが普段からよく使う計測設定項目のみを登録することで、素早く計測条件を確認、変更することができます。 タブ切替えにより、3条件まで設定できます。 - 見やすい《グラフウィンドウ》
時間波形や周波数スペクトルなど、様々な計測波形を表示するエリアです。 ウィンドウという概念があり、複数のウィンドウを開くことが可能です。 1ウィンドウ内に、最大8×8=64画面まで表示することが可能です。 - 簡単操作《グラフレイアウト選択ボタン》
M×Nの画面表示をマウスで簡単に設定することが可能です。 - トラッキング解析結果をまとめて平均化《ファイル平均化機能》
トラッキング解析結果をファイルごとに平均化する機能です。 - 数式演算機能
計測したデータに対してCH 間の演算を行う事が可能です。 数式を自由に設定することができます。 3軸加速度データの合成や多CHの騒音レベルの平均値などを容易に求めることができます。 - マウスジェスチャ機能
X 軸の拡大やY 軸のスケール調整などマウスだけで行う事ができる機能です。計測したい帯域やゲインの拡大・縮小が簡単・直感的な操作で可能です。 - 収録したデータをボタン1つで Oscope へ転送
DS-3000 データステーションにて収録したデータを即座に 時系列データ解析ツールOscope へ転送可能。 詳細な解析やデータの比較などに便利です。
<オプションソフトウエア(DS-3000シリーズ)>
- FFT解析機能ソフト DS-0321A
時間軸の波形を周波数成分毎に分解し、各々の成分の大きさ(レベル)を観察することができます。 振動の共振周波数を観察したり、音の周波数成分を細かく観察するときなどに用います。 - トラッキング解析ソフト DS-0322
様々な回転体から発生する音や振動を解析するときには、それがどの回転速度の時に大きくなるのか、について知る必要があります。 音や振動の信号の他に、回転速度情報(パルス信号)を同時に収録しておけば、回転速度ベースでの各々の成分の大きさ(レベル)を解析することができます。 - オクターブ解析ソフト DS-0323、DS-0324
「1オクターブ」とは倍の周波数を表し、一つ上の帯域の音は「2倍の高さに聞こえる音」ということになります。 人間の耳は、周波数に対して対数(Log)的な特性を持っており、オクターブ解析はこの耳の特性と相性の良い解析です。 一般的には、1オクターブを3分割した 1/3オクターブ解析が音の解析でよく用いられます。 - トリパタイトグラフ機能 DS-0325A
振動のFFT 解析時に、任意の周波数上での、3つの振幅値(加速度(m/s2)/ 速度(m/s)/ 変位(m))をリアルタイムで同時に読み取りが可能になります。 - サーボ解析機能 周波数特性分析器 DS-0342
制御回路や機械構造物の伝達関数(周波数応答関数)を高精度に計測する機器です。
仕様
名称 | データステーション DS-3000 シリーズ | |
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型式 | DS-0362/0364(40 kHzユニット) | DS-0366(100 kHzユニット) |
入力チャンネル数 | DS-0362:2 ch DS-0364:4 ch |
2 ch |
入力端子 | BNC(C02型) | |
入力インピーダンス | 1 MΩ ±0.5 % 100 pF以下 | |
入力形式 | シングルエンド | アイソレーテッドシングルエンド |
入力結合 | DC または AC(-3dB、0.55 Hz以下) | |
アイソレーション | - | 各ch絶縁(常時) 入力間および入出力間絶縁耐圧 50 Vrms |
センサ用電源電圧 | +24 V/4 mA | |
断線検知機能 | CCLD使用時にケーブルも断線を検知 | |
TEDS | IEEE1451.4 Ver.0.9、Ver.1.0 加速度センサ、マイクロホン、 IEEE1451.4Ver.1.0 力センサに対応 |
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音響フィルタ | 周波数重み特性 A,C IEC 61672-1:2002 Class1 ANSI S1.4-1983 TYPE1 JIS C1509-1:2005 Class1 |
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入力電圧レンジ | -40 ~ +20 dBVrms(10 dB刻み7レンジ) | |
絶対最大入力電圧 | AC 70 Vrms、1分間(50 Hz) | AC 50 Vrms、1分間(50 Hz) |
残留オフセット電圧 | -20~ 20 dBVrレンジ時:-60 dBフルスケール -40~-30 dBVrレンジ時:-40 dBフルスケール |
0~ 20 dBVrレンジ時:-60 dBフルスケール -40~-10 dBVrレンジ時:-45 dBフルスケール |
入力レベルモニタ | 過大入力で赤色LED点灯 レンジフルスケールの 95 %以上で赤色LED点灯 |
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周波数レンジ | DC ~ 40 kHz | DC ~ 100 kHz |
A/D変換器 | 24 bitΔΣ型 | 16 bit |
ダイナミックレンジ | 110 dB以上(周波数 40 kHzレンジ、入力 0 dBVrレンジ、2048点分析時) | 90 dB以上(-10~ 20 dBVrmsレンジ時) 70 dB以上(-40~-20 dBVrmsレンジ時) |
振幅フラットネス | ±0.3 dB以内 | |
フルスケール確度 | ±0.1 dB以内(1 kHzにおいて) | ±0.05 dB以内(1 kHzにおいて) |
振幅リニアティ | ±0.0015 %(フルスケールに対して) | ±0.015 %(フルスケールに対して) |
チャンネル間 クロストーク |
-100 dB以下(1 kHzにおいて) | |
チャンネル間 ゲイン確度 |
±0.3 dB以内(同一レンジにおいて) | ±0.05 dB以内(DC ~20 kHz) ±0.1 dB以内(20 kHz ~ 100 kHz、同一レンジにおいて) |
チャンネル間 位相確度 |
±0.4°以内(~ 20 kHz) ±0.8°以内(20 kHz ~ 40 kHz) ※FRAME LINKによる筐体間接続時には別途規定されます。 |
±0.3°以内(DC ~20 kHz) ±0.7°以内(20 kHz ~ 100 kHz、同一レンジにおいて) |
ディジタルフィルタ | FFTエリアシングフィルタ ·ベースバンド時:10次楕円/ズーム時:6次楕円 リアルタイムオクターブバンドフィルタ ·6次バタワース:IEC61260-1995 Class1 |
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モニタ出力 | 入力信号を入力電圧レンジで規格化した信号を出力 音響フィルタ使用時はフィルタ通過後の信号を出力 |
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モニタ出力端子 | φ3.5ステレオミニジャック | φ3.5モノラルミニジャック(×2) |
モニタ出力電圧 | 入力レンジに対し1 Vrmsフルスケール±1.0 % (1 MΩ負荷時) |
入力レンジに対し1 Vrmsフルスケール±1.0 % (1 MΩ負荷時、1 kHzにおいて) |
出力インピーダンス | 約33 Ω | |
外形寸法 | 257 mm(W)×28 mm(H)×180 mm(D) | |
電源電圧 | 定格 DC 15 V(10.5 ~ 16.5 V)、メインユニットより供給 | |
使用温度範囲 | 0 ~ 40 ℃(結露しないこと) | |
保存温度範囲 | -10 ~ 60 ℃(結露しないこと) | |
質量 | 0.9 kg以下 | |
CEマーキング | 対応 |
<パソコン動作環境>
インタフェース | DS-3200 USB3.0が搭載されている事及びUSBポートが2箇所以上ある事(通信及びライセンスキー) USB2.0 および USB3.0で動作しますが、USB2.0では USB3.0より速度が遅くなります |
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OS | Microsoft® Windows® 10 Pro / Enterprise / Education(64ビット版) Microsoft® Windows® 7 Ultimate / Professional(32ビット版※ / 64ビット版) |
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推奨スペック | CPU | Intel® Core™ i5 以上※ |
メモリ | 4 GB※ | |
ハードディスク | 空き容量 1 GB 以上 | |
ディスプレイ | 1920×1080 | |
光学ドライブ | インストールおよびアップデート時に DVD-R、および CD-R の読込みが可能な光学ドライブ | |
※ FFT解析機能(DS-0321A)のFFT-A 解析モードを利用する場合の推奨は、 CPU: Intel® Core™ i7 以上 メモリ: 8 GB OS: 64ビット版 です。 |
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最小スペック | CPU | Intel® Core™ 2 Duo 2 GHz |
ハードディスク | 空き容量 1 GB 以上 | |
ディスプレイ | 1280×1024 | |
光学ドライブ | インストールおよびアップデート時に DVD-R、および CD-R の読込みが可能な光学ドライブ |
注釈
■ ご注意 ■
このページに記載されている製品・仕様・価格は改良等のため予告無く変更、あるいは製品製造を中止する事があります。ご購入に際しましては販売価格も含め改めて最新情報を弊社営業よりご確認下さい。
製品登録年月
2021-01
産業種別
- 設備管理
- 新エネルギー
- 環境測定
- 食品
- 飲料
- 繊維
- 紙・パルプ
- 化学製品
- 石油製品
- プラ製品
- ゴム製品
- 製薬・医薬品
- 金属製品
- 機械
- 電子・デバイス
- 電気機械
- 電気製品
- 自動車
- 鉄道・貨物
- 測定・計測
測定項目または機能
- 振動
- 騒音
- FFT分析
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