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絶縁抵抗試験器
BT5525

日置電機

不良原因のコンタミを見逃さない。高速検査でバッテリーセルの生産性を向上

  • バッテリーの生産ラインに最適
  • コンタミによる微小短絡を検出するBDD機能を搭載
  • 耐ノイズ環境下でも安定した絶縁抵抗試験が可能

特長

● 火災事故につながる潜在不良バッテリーの流出を防止できる
バッテリー生産ライン向けの新製品「絶縁抵抗試験器BT5525」の機能紹介です。
微小な電圧と電流を監視し、生産工程で混入する異物を検出するBDD機能や、波形を見ることができる便利なPCアプリについて、実際に測定しながら解説します。

● コンタミによる微小な絶縁不良を検出(BDD 機能)
BDD 機能(Break Down Detect)とは、電解液充填前のバッテリーセル段階でコンタミ(金属異物の混入)による微小内部短絡を検出できる独自の検査機能です。生産工程の早い段階で不良品を発見し取り除くことで、出荷後の発熱起因による火災事故や故障などのリスク防止に役立ちます。これらの潜在的な故障原因を排除することは、劣化しにくく電費性能の良いバッテリー生産にもつながります。

● ノイズ環境下でも安定した絶縁抵抗試験が可能
長年開発してきた絶縁抵抗試験器の測定技術と設計ノウハウを投入し、外部ノイズの影響を大幅に低減しています。ばらつきのない安定した絶縁抵抗試験や、コンタミによる内部短絡を検出できる検査品質を実現しています。

● バッテリー電解液充填前の絶縁抵抗試験に最適
BT5525 はセルに電解液を充填する前に電極間の絶縁を検査する計測器です。
試験電圧は最大500 V です。試験条件を満たしている場合、モジュールやパックの電極と外装間の絶縁検査にも使用できます。

主な仕様

メイン機能 絶縁抵抗試験、BDD(Break Down Detect) 機能、コンタクトチェック機能
出力仕様 出力電圧:25 V ~ 500 V, 設定分解能 1 V
充電電流(電流制限機能):50 µA~50 mA※1※2※3, 最小設定分解能 10 µA
短絡電流:60 mA以下
放電電流:40 mA以上
※1 電流制限設定が5.1 mA以上のときに約50 µF以上の容量性負荷が接続されていると、出力発生部の制約によりエラーとなり測定できない可能性があります。
※2 電流制限設定が5.1 mA以上のとき、測定開始後200 msで出力電圧が20 V以上にならない場合は測定を強制終了します。強制終了後、1 s後に再度測定できる状態となります。
※3 電流制限値が5.1 mAから50.0 mAまでに設定されている場合、出力電圧が設定電圧に到達後、電流を5 mAに制限します。
測定部仕様 抵抗値表示範囲:0.050 MΩ~9999 MΩ
抵抗測定レンジ:2 MΩ, 20 MΩ, 200 MΩ, 2000 MΩ, AUTO
基本確度 ±1.5% rdg.±2 dgt.
25 V ≦ V < 100 V [0.05 MΩ 〜 2 MΩ],
100 V ≦ V ≦ 500 V [0.2 MΩ 〜 20 MΩ]
時間仕様 試験時間:0.050 s~999.999 s, OFF
コンパレータディレイ:0.001 s~999.999 s, AUTO
表示更新速度:1 PLC
サンプリング時間:1 PLC~100 PLC

メーカー製品URL:
https://www.hioki.co.jp/jp/products/detail/?product_key=1936

情報提供元: 日置電機株式会社

・本ページに記載されている内容は抜粋情報となっております。詳細はメーカーHP、製品カタログ等をご参照ください。
 また、製品・仕様は予告なく変更、製造中止となることがあります。
・当社営業エリア内の対応とさせていただきます。またエリア内であっても対応できない場合がございます。