産業用樹脂3Dプリンターおすすめ5選

従来の外観確認や試作にとどまらず、治具製作や最終部品の製造など、その活用範囲が飛躍的に広がっています。

はじめに

3Dプリンターの造形方式は大きく分けて、材料押出法(MEX)光造形法の2つが主流です。どちらを選ぶかは、造形物の用途、求められる精度、表面の仕上がり、予算など、様々な要素を総合的に判断する必要があります。

機能紹介

材料押出法(MEX)
プラスチックのフィラメントを溶かしながら積み重ね、形を作る方法です。安価で丈夫な造形物が得られますが、表面はややざらつきがある場合があります。試作品作成や機能重視の部品などに適しています。

       
特徴
 
高速で高精度な造形が魅力。静音設計で作業環境も快適。強化繊維素材にも対応し、機能部品やプロトタイプに最適。
 
大型モデルや高強度なパーツの造形に強み。ヒートチャンバーにより、安定した造形で歪みを抑制。
 
デスクトップサイズでありながら、カーボンファイバーなどの高強度素材を用いて金属に近い強度のパーツを造形できる。
型式
 
Raise3D Pro3 HS
 
Creator4S
 
Mark Two
メーカー
 
Raise 3D
 
FLASHFORGE
 
Markforged
最大造形サイズ
(X×Y×Z)
 
300 × 300 × 300mm
( シングルヘッド造形時 )
255 × 300 × 300mm
( デュアルヘッド造形時 )
 
400 × 350 × 500mm
 
320 × 132 × 154mm
積層ピッチ
 
0.01mm – 0.65mm
 
0.05mm – 0.4mm
 
0.1mm
外形寸法
(L×W×H)
 
620 × 626 × 760mm
 
840 × 675 × 1000(1050)mm
 
584 × 330 × 355mm
使用材料
 
HyperSpeed:PLA / ABS
HyperCore:ABS CF15
PLA / ABS
BASF:ABS Fusion+ / PLA Pro1
/ PET / TPU 85A
※その他対応材料に関しては、順次追加予定
 
ABS、PLA、PETG、PETG-CF、TPU、PA、PA-CF、PC、TPE、TPC、PLA-CF、ASA、PBAT、PVA、HIPS
 
Plastics:
Onyx、Nylon White、Precise PLA、
Smooth TPU 95A
Fibers:
Carbon Fiber、Fiberglass、Kevlar®、
HSHT Fiberglass
概算価格
 
100~300万円
 
100~300万円
 
300~500万円

 

光造形法
液体の樹脂に光を当てて固め、形を作る方法です。非常に細かい部分まで再現でき、美しい仕上がりが得られます。しかし、材料費が高く、造形後の後処理が必要な場合があります。精密な模型やデザイン重視の製品などに適しています。

     
特徴
 
デスクトップサイズで、中規模な造形に最適。
 
大型の造形に対応しており、より大きなパーツや複数の小さなパーツを一度に造形可能。
型式
 
Form4
 
Form3L
メーカー
 
Formlabs
 
Formlabs
最大造形サイズ
(X×Y×Z)
 
200 × 125 × 210mm
 
335 × 200 × 320mm
積層ピッチ
 
25〜300µm
 
25〜300µm
XY解像度
 
50µm
 
25µm
外形寸法
(L×W×H)
 
398 × 367 × 554mm
 
520 × 770 × 740mm
概算価格
 
100~300万円
 
300~500万円

 

本記事で紹介した機種以外にも、まだまだ魅力的な3Dプリンターはたくさんあります。
御社のニーズにぴったりの一台を見つけるお手伝いをさせてください。ぜひお気軽にご相談ください。

 

お問合せや資料ご請求はこちら

ENDOちょっとお邪魔します