オンボードチャージャー(OBC)評価ソリューション

シンプルな機器構成で「AC/DC入力→DC出力」の評価を実現

はじめに

自動車の電動化が進むにつれ、車内で使用される電力容量が増大しています。これに合わせて使用される電圧も多様化の一途をたどっています。例えば、従来から使用されている12V系統やマイルドハイブリッド向けの48V系統、そして、電気自動車向けの高電圧系統では400Vを超え、800Vを使用する車両も登場しました。加えて、プラグインハイブリッドの登場により、自動車が一般の電力系統と頻繁に接続されるようになりました。
このような環境から、最近の自動車には車内で適切に電力を活用するために、様々な電力変換装置を搭載しています。その中でも代表的な変換装置が、外部から充電する際の電力を電池電圧に変換する「オンボードチャージャー」、高電圧バッテリの電圧を車載電装品の駆動電圧に変換する「DC-DCコンバータ」、電池電圧を駆動用三相モータ向けの交流出力に変換する「DC-ACインバータ」などです。

菊水電子工業は、計測と電源の複眼思考をもつエキスパート・カンパニーです。今回は、近年大容量化が進むEV/PHEVのオンボードチャージャー(OBC)に焦点を当てて、「シンプルな機器構成でAC/DC入力→DC出力の評価を実現するシステム事例」をご紹介します。なぜなら、開発者は、OBCの評価を実施する際に、直流と交流それぞれの充電系統で正常に動作するかを確認する必要があるからです。

 

アプリケーション内容

OBCは、外部から車載電池に充電を実施する際に使用する電力変換装置です。充電には、急速充電器などの直流系統による充電と普通充電と呼ばれる商用交流系統による充電があります。
交流・直流双方の出力が可能な、試験用交流・直流電源PCR-WEA2Rシリーズと高電圧電子負荷PLZ-5WH2シリーズ組み合わせたシステムなら、シンプルな機器構成で「AC/DC入力⇒DC出力」の評価を実現できます。

<評価用電源・電子負荷のイメージ>

- AC入力模擬(商用系統):単相100V/200V、単相三線200V、三相200Vなど      
- DC入力模擬(充電器出力):直流 450Vまで対応
- DC出力側(電池模擬):直流 1000Vまで対応
- 本試験セットは、PCR-WEAシリーズ、PLZ-5WH2シリーズ共に並列接続が可能なため、被試験物が大容量化した際も必要な容量を追加するだけで柔軟に対応することが可能です。

標準で拡張可能な最大容量
・交流・直流電源 PCR-WEA/WEA2シリーズ:三相144kVA MAX
・高電圧電子負荷 PLZ-5WH2シリーズ:100kW MAX

<大容量スマート交流・直流安定化電源 PCR-WEA/WEA2シリーズ紹介 2分30秒>

多機能直流電子負荷装置PLZ-5WH2シリーズ紹介 30秒>

この記事のまとめ

オンボードチャージャー(OBC)評価ソリューション.pdf

 

この記事に関する参考資料

大容量スマート交流・直流安定化電源 PCR-WEA/WEA2シリーズ(2021061PDF).pdf

多機能直流電子負荷装置 PLZ-5WH2シリーズ(202104PDF31).pdf

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