可動機器評価に対応したデータ収録と音・振動解析

1つの装置で多チャンネルのデータ測定・収集、自動計測の構築まで

はじめに

輸送機の電動化では、搭載されるモータの高効率化や小型化、軽量化が重要なカギとなります。モータなどの可動機器評価には、マイクロホン、加速度センサ、歪ゲージ、温度センサなどの多くのセンサデバイスが使われ、音・振動などのデータに加えて電圧、電流など電気信号の高確度測定が必要となる場合もあります。
こういった背景から、開発者は多チャンネルで高精度の測定をするために、専用のロガーを準備しシステムを構築することに多くの時間を費やすことになります。

今回は、キーサイト・テクノロジーが提供する多種多様な測定・評価の高速化および自動化ソリューションのなかから、多くの信号をより高速で高精度で容易にサンプリングできるデータ収集システム「DAQ970A/DAQ973Aデータロガー/データ収集システム」をご紹介します。

アプリケーション内容

DAQ970A/973Aは、最大60チャンネルのスイッチシステムを構築できるデータ収録装置で、6.5桁の高分解能、高確度のデジタルマルチメータを内蔵しています。この内蔵デジタルマルチメータが、広い測定レンジを有する点に加え、電圧だけでなく電流、抵抗、温度、歪みなどのパラメータを直接測定できる点で、一般的なロガーと大きく異なります。さらに、デジタルマルチメータとは独立した4Ch 24Bit 800kSa/s高性能デジタイザモジュールDAQM909Aを加える事で、最大12chのデジタイザとして使う事ができます。

 

<主な特長>

- 6.5桁 高分解能・高確度デジタルマルチメータ内蔵。
- 最大60チャンネルのスイッチシステムの構築が可能。自動校正機能(ACAL)により、スイッチに起因するエラーを補正。
- モジュールは速度重視の半導体リレースイッチ、耐圧重視のリードリレースイッチ、マトリクススイッチなどのスイッチに加え、アクチュエータ(アナログ、デジタル)、デジタイザなど全9種類。
- 電流、抵抗、温度、歪み、エンコーダなどのセンサ(トランスデューサ)をそのまま測定。加えてアナログ、デジタルアクチュエータ機能。
- デジタイザモジュールは、4ch差動/SE入力、24Bit 同時800kSa/s 48Mサンプルメモリにより、高ダイナミックレンジで長時間の捕捉が可能。

付属のソフトウェア「BenchVue」を使うと、面倒なプログラミングいらずで、簡単に自動計測をつくることができます。取り込んだデータの解析などは、キーサイト・テクノロジーのソリューションパートナーが提供するカスタムのソリューションを多数取り揃えています。

モータのマルチチャンネル振動解析 4分01秒

この記事のまとめ

可動機器評価に対応したデータ収録と音・振動解析.pdf

 

この記事に関する参考資料

データロガー/データ収集システム DAQ970A/DAQ973A(Feb 3, 2020).pdf

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