音の発生位置と大きさを見える化

電動化による音・騒音の変化を「その場」でとらえる

はじめに

政府が示した脱炭素目標に合わせ電動化の開発が急速に進んでいます。自動車の電動化では、駆動源だったエンジンがモータに置き換わる、ギヤがなくなる、など構成要素が大きく変化します。この構成要素の変化に伴って「音」「騒音」の性質も変化し、それに応じた対策も必要になってきます。そもそもの騒音の発生源や発生の仕方が変わるため、開発者は、まずは発生源を特定する必要があります。

リオンは、理学のり、音響のオンを社名とする、騒音や振動を測定するための音響振動測定器を提案する企業です。今回は、その中からアコースティックカメラを使った「音の発生位置と大きさを見える化」をご紹介します。

 

アプリケーション内容

音の見える化とは、どうやるのでしょうか。音の見える化なんてできるのでしょうか。少し話題がそれますが、「見える化」で思い浮かぶコトは温度の見える化です。昨今ではコロナウィルスが猛威を振るい、公共施設である駅や空港では、行き交う人の体温(温度)をサーモカメラという測定器で測定がされていたりします。サーモカメラとは、人やモノの温度を非接触で測定する特殊なセンサーが内蔵されたカメラで、カメラで撮影した動画にセンサーで測定した温度を色の濃淡(温度が高いと赤、低いと青、など)を重ねて表示してくれます。まさに見える化です。
同じように音も大きさに合わせて色の濃淡を動画や静止画と合わせて表現をすることができる特殊な測定器があり、音の発生している位置や、その音の大きさを視覚的に捉えることができます。

アコースティックカメラは、円形のパネルが検出器で、複数のマイクロホンと、中心にカメラが内蔵されています。検出器で検出した音とカメラのデータをタブレットコンピュータに送り表示します。検出器とタブレットコンピュータのコンパクトな構成で、現場で手軽に音の発生位置の特定ができる測定器です。音響ビームフォーミングと高速な画像処理により、リアルタイムで音源の視覚化を実現します。

 

<動画 20秒>

この記事のまとめ

音の発生位置と大きさを見える化pdf.

 

この記事に関する参考資料

アコースティックカメラ(Acoustic Camera) pdf.

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