モータの騒音振動測定ソリューション

回転機器の振動、騒音をとらえる

はじめに

自動車が電動化することで、今まで自動車の駆動源だったエンジンがモータに置き換わります。自動車の従来の振動源・騒音源であったエンジンが車両構成から無くなったことで、振動や騒音もある程度は低減されますが、モータも常時回転しているので振動や騒音は切っても切り離せません。回転機器の振動、騒音の原因の一つに、回転速度(回転数)の変化に伴って振動が発生し、その振動により騒音が発生するメカニズムがあります。多くの場合、これらの振動や騒音がドライバや搭乗者の「不快感」や、車両や部品の故障の原因にもなります。設計者は、振動や騒音の現象を分析し、それらの低減を図ることが必要となります。

リオンは、理学のり、音響のオンを社名とする、騒音や振動を測定するための音響振動測定器を提案する企業です。今回は、その中から「モータの騒音振動測定ソリューション」をご紹介します。

 

アプリケーション内容

▽トラッキング分析測定システム
「トラッキング」とは「追跡」などの意味を持ち、回転に応じて変化する騒音や振動の現象を追尾しながら測定をする、という意味合いからトラッキング分析と呼んでいます。
振動や騒音の現象を分析する場合、回転数または次数に対する周波数分析を行うことで、構造物や部品の固有振動数のような回転数に起因した現象を測定することができます。このシステムは、多チャンネル分析処理器SA-02を使用し、回転データと、騒音や振動の波形データを同時に取得したデータからオフラインで対象物の回転次数比分析を行うことができます。

<主な特長>

- コンターマップ図・キャンベル線図・ウォーターフォール図・回転数-レベルなどから自由に選択して表示可能です
- 収録した騒音・振動波形は、WAVEファイルに変換し“音”として聞くことができます

音響・振動判定システム
工場での自動化、省力化、働き方改革に貢献するシステムです。
生産したモータの完成品検査で振動や騒音の測定をしている場合があります。このシステムは、測定機器を生産ラインへ組み込み、PLCなどとの連携・制御により、自動で対象ワークの振動や騒音の測定から良品/不良品の判定を行えます。良品か不良品かの判定基準はシステム側に設定し、判定結果はPC等の画面に表示すると共に、自動でハードディスク等へデータ保存も可能です。
また、インラインでの全数検査でなく抜き取り検査の場合もありますが、このシステムは独立して動作も可能ですので、オペレーターの操作に準じた測定や判定も可能です。

システム事例
 学習型判定システム
 判定枠システム
 基準レベル比較方式判定システム
 リアルタイム音質評価異音判定システム ほか

この記事のまとめ

モータの騒音振動測定ソリューションpdf.

 

この記事に関する参考資料

トラッキング分析測定システム

音響・振動判定システムpdf

多チャンネル分析処理器 SA-02 pdf.

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