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LCRメータとインピーダンスアナライザの違いは?

「メータ」と「アナライザ」なので、おもな用途は「測る」と「解析する」

LCRメータとインピーダンスアナライザはどちらもパッシブデバイスのインピーダンスを測る計測器です。
測定したインピーダンスと位相から、よく用いられる「インダクタンス(L)」「キャパシタンス(C)」「抵抗(R)」はもちろん、「コンダクタンス」「リアクタンス」「損失係数」といったデバイスの特性を示すあらゆるパラメータを表示します。

LCRメータの測定周波数は固定もしくはリスト掃引に対して、インピーダンスアナライザは周波数やDCバイアスを掃引なのでパラメータをグラフィカルに表示できます。

また、デバイスには寄生インピーダンスが存在しますが、インピーダンスアナライザは周波数掃引によって寄生インピーダンスパラメータを含めた等価回路モデルの各定数を算出できるので、より正確なシミュレーション結果が得られます。

(キーサイト・テクノロジー)