高分子相構造解析システム
PP-1000
大塚電子
小角光散乱法(SALS)を用いて、高分子やフィルムの構造をリアルタイムに、連続的に評価できる装置です。
特長
● 光源に可視光を使用している為、小角X線散乱(SAXS)や、小角中性子散乱(SANS)装置と比べ、より大きな構造(マイクロメートルオーダー)の評価が可能です。偏光板を用いたHv散乱測定からは、光学異方性の評価や結晶構造の解析ができ、Vv散乱測定からはポリマーブレンドの評価や、配向特性の解析が行えます。
● 測定項目
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- ポリマーブレンドの相分離過程
- ポリマー結晶化過程
- 結晶サイズの算出、結晶成長速度の算出
- 配向状態
- 凝集過程
- 熱硬化過程
- 温度変化時の構造変化
- 延伸による構造変化 ※ 別途相談
- 紫外線による硬化過程 ※ 別途相談
主な仕様
測定原理 | 小角光散乱法 | ||
光源 | 半導体レーザ (波長785nm) | ||
検出器 | CMOSカメラ | ||
測定範囲(理論値) | 球晶径 1.3~270µm 相関長 0.1~100µm |
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ダイナミックレンジ | 120db以上(HDR機能使用) | ||
測定散乱角度 | 0.33°~45°(カメラ長に依存) | ||
カメラ長 50mm、150mm、300mm |
角度範囲 2°~45°、0.67°~18.4°、0.33°~9.5° |
角度分解能 0.3°、0.1°、0.05° |
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取得像 | Hv光散乱像、Vv光散乱像 | ||
測定スポット | 約1mm | ||
ビームストッパー | Φ3mm | ||
測定時間 | 10msec~ ※ | ||
電源 | AC100-240V 75VA | ||
寸法 | W350×D500×H760(mm) | ||
データ処理部 | ノートPC(Windows10) |
※ HDR機能使用時は100msec~
※ HDR:「High Dynamic Range Imaging」の略。 露出レベルの異なる複数枚の写真を合成する技術
メーカー製品URL:
https://www.otsukael.jp/product/detail/productid/114
情報提供元: 大塚電子株式会社
・本ページに記載されている内容は抜粋情報となっております。詳細はメーカーHP、製品カタログ等をご参照ください。
また、製品・仕様は予告なく変更、製造中止となることがあります。
・当社営業エリア内の対応とさせていただきます。またエリア内であっても対応できない場合がございます。