製品を探す Search Product

高電圧リレーボックス
SW2001

日置電機

モーターステーターの総合試験システム向けマルチプレクサ-

  • 1台のリレーボックスに6種類のモーターステーター検査を統合
  • 高電圧試験と4端子低電圧測定の切り替えが安全に実行できる
  • 耐久性に優れた信頼性の高いハードウェア設計
  • 最大24チャネルで接続の手間と試験時間を大幅に短縮

特長

● 製品紹介


● 測定ポイントに合わせてチャネル数を選択可能
抵抗試験、インダクタンス試験、レアショート試験、耐電圧試験、絶縁抵抗試験、および部分放電試験(AC PDおよびインパルスPD)の6種類の試験用に複数の機器をSW2001に接続することにより、モーター検査を合理化できます。直列モーター試験ライン(従来型の試験ライン)と並列モーター試験ライン(最新型の試験ライン)の両方で生じていた頻繁な再接続の工数を低減します。SW2001は2つのサーミスタ温度センサーを内蔵する三相モーターを最大3台まで同時試験できます。


生産ラインの停止時間の大幅な削減と、検査システムの測定信頼性の向上に貢献

● 長寿命で信頼性の高いマルチプレクサー設計
SW2001は、メンテナンス頻度を低減するため、耐久性の高い高電圧リードリレーを採用しています。このリレーは、ガラス管内の接点をON/OFFするために、隣接する励磁コイルに電流を流して磁界を発生させることで動作します。このような動作方式を持つ高電圧リードリレーは、高電圧回路での切り替えを安全に行うことができ(最大ピーク電圧8 kV)、漏れ電流による測定への影響を低減することできます。
このようなリードリレーの採用に加え、より正確な測定を保証するため、リレー間の空間絶縁距離の最適化、適切な絶縁材料の選定、リレーと接地間の絶縁強化を目的とした高耐電圧基板の使用など、高度な絶縁設計を採用しています。さらに、測定対象の巻線内に蓄積されたエネルギーによる測定器の損傷リスクを最小限に抑えるため、保護放電機能を搭載しています。

● 計測性能と高耐久を保証

    • 測定確度への影響
      絶縁抵抗測定への影響量:2 %(1 MΩ〜1 GΩ)
      AC PD測定への影響量:40 pC以下(3kV印加時)
    • 耐久性
      最大許容インパルス電流:100 Aピーク
      主回路リレーの寿命:500万回以上(参考値)

● 安全に切り替え
SW2001は、AC/DC耐電圧試験(最大5kV rms)およびインパルス試験とともに、モーター巻線抵抗やインダクタンスなどの特性を測定する安全で包括的な機能を提供します(最大8 kVピーク)。

● 巻線に蓄積されたエネルギーによる低電圧試験装置の損傷を防止
保護放電機能により、出力側の主回路を接地して、I/Oリレーの主回路を閉じる前に残留エネルギーを放電できます。

主な仕様

入力チャネル 高電圧 2 端子入力 2 チャネル:絶縁耐圧試験器入力、インパルス巻線試験器入力
低電圧 4 端子入力 2 チャネル:LCR メータ入力、抵抗計入力
出力チャネル CH1 〜 CH4(SW2001-04)、CH1 〜 CH8(SW2001-08)、CH1 〜 CH16(SW2001-16)、CH1 〜 CH24(SW2001-24)
各チャネルに、SOURCE 端子(または 2 端子用出力端子)と SENSE 端子)
部分放電センサ出力 AC 電圧モニター(BNC 端子)、AC 部分放電電流センサ出力(BNC 端子)、インパルス部分放電電流センサ出力(BNC 端子)
※ ST9200 または ST9201 搭載時のみ(発注時指定オプション)
最大入力電圧 高電圧 2 端子入力 – 耐電圧試験器入力端子:AC 5 kV rms、 DC 5 kV、7.07 kV peak
高電圧 2 端子入力 – インパルス入力端子:8 kV peak(インパルス)
低電圧 4 端子入力 – LCR メータ入力端子 , 抵抗計入力端子:AC 30 V rms、DC 60 V、42.4 V peak
出力定格電圧 AC 5 kV rms、 DC 5 kV、8 kV peak(インパルス)

メーカー製品URL:
https://www.hioki.co.jp/jp/products/detail/?product_key=1948

情報提供元: 日置電機株式会社

・本ページに記載されている内容は抜粋情報となっております。詳細はメーカーHP、製品カタログ等をご参照ください。
 また、製品・仕様は予告なく変更、製造中止となることがあります。
・当社営業エリア内の対応とさせていただきます。またエリア内であっても対応できない場合がございます。