EIS測定システム
ALDAS-α
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水電解セルと燃料電池の研究開発を加速
高速かつ高精度なEIS測定
特長
● 高速EIS測定により試験サイクルを短縮
拡散抵抗領域まで観察するためには、低周波領域までインピーダンスを測定しますが、低周波の測定には時間がかかるという課題があります。例えば一般的な電気化学測定器では、10 kHz~0.01 Hzまで測定するのに30分程度の時間がかかってしまう場合があります。
しかし、ALDAS-αは8ch同時に測定しても約7.6分の測定時間を実現。
この高速かつ並列測定により、電解セルや燃料電池セルの評価スピードを大幅に向上します。

● 低周波領域まで安定した高精度測定
ALDAS-αは、高度なアナログ測定技術と特殊な電流センサー方式を採用しており、kHz帯域から1 Hz以下までの測定バラつきを抑制します。その結果、値のバラつきの少ないナイキストプロットを描き、測定後の解析を簡素化します。
多くのEIS測定器が電流測定にシャント抵抗方式を使用していますが、この方式は温度ドリフトの影響を受けやすいという欠点があります。一方、ALDAS-αはフラックスゲート方式の電流センサーを採用しており、温度ドリフトによる問題を完全に回避し、安定した長期測定を実現しています。HIOKIはクランプ型電流センサーでこのレベルの精度を達成した唯一のメーカーです。

● 高電流密度領域でのセル評価
セルの高性能化を目指し、高電流密度領域での測定ニーズが高まっています。ALDAS-αは、ブースター電源不要で、測定器本体からDC 20 Aまで印加可能です。
● EC/FC評価装置を改造せずにEIS測定を開始
ALDAS-αは、測定器内蔵ののDC電源と電子負荷に加え、DC電源や電子負荷を備えた既存の評価装置にも、装置を改造することなく簡単に接続し、EIS測定を開始。段取り替えの早さにより、準備から測定開始までの時間を短縮します。
● 複数セルの同時測定でショートスタックのEIS測定
ALDAS-αは、各セルを同時に測定することでセルスタックの評価に優れています。基本的に、チャネル数が増えても全体の測定時間は増加せず、単一セルと同じ速さで複数セルで構成されるスタックをテストできるため、評価時間を大幅に短縮します。
この多チャネル同時測定は、詳細な単一セル測定にも応用されます。任意のセルにおいて、アノードと参照電極間、カソードと参照電極間、およびアノードとカソード間で、セル全体のインピーダンスを同時に測定できます。セルの性能について包括的な理解を提供します。
主な仕様
| 計測対象 | 電解セル, 燃料電池セル, セルスタック |
| 計測パラメータ | インピーダンス (R,X,θ,Z), 電圧 (V), 電流 (I) |
| 計測モード | ロギングモード, ナイキストプロットモード, ボードプロットモード |
| 最大入力電圧 | 20V |
| 最大計測電流 | 400 uA 〜50 A(センサーによる) |
| 測定周波数範囲 | 0.01Hz~100kHz |
| 入力チャネル数 | 最大8チャネル |
メーカー製品URL:
https://www.hioki.com/jp-ja/products/specialized-solutions/advanced-tech/id_1269042
情報提供元: 日置電機株式会社
・本ページに記載されている内容は抜粋情報となっております。詳細はメーカーHP、製品カタログ等をご参照ください。
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